チラシ無償で20万枚…亡き子思い捜査協力(読売新聞)

 33年前のひき逃げ事件で9歳の娘を失った東京都文京区の印刷会社経営、荻野佳昭さん(71)、泰子さん(68)夫妻が、埼玉県内で昨年9月に起きた男児ひき逃げ事件の捜査に協力するため、現場の地図などが載ったチラシ約20万部を無償で印刷、近く新聞の折り込みなどとして配られる予定だ。

 ひき逃げされたのは、埼玉県熊谷市の市立石原小学校4年小関(こせき)孝徳君(当時10歳)。昨年9月30日午後6時50分頃、同市内の市道で頭部をひかれて死亡しているのが見つかったが、今も犯人は捕まっていない。

 母子2人暮らしだった母代里子さん(42)は事件以降、犯人逮捕につながればと、同級生の母親らと、現場周辺で通行車両のナンバーをメモして県警に提出したり、目撃者を捜すため県警作成のチラシを配ったりしてきた。

 荻野さん夫妻が報道で代里子さんの活動を知ったのは4月。「気持ちが痛いほど分かる」と代里子さんと連絡を取った。夫妻は1977年11月、都内で長女公与(きみよ)さんをひき逃げ事件で失い、協力者と一緒にチラシ配りを続けた。約1か月後、容疑者は逮捕された。

 荻野さん夫妻は代里子さんと会い、チラシの無償印刷を提案。当時の状況を正確に伝えるため、現場に足を運び、代里子さんもチラシの原稿に何度も修正を加えて完成させた。

 「娘の事件は周囲の協力のおかげで解決できた。少しでもその恩返しになれば」と荻野さん。代里子さんは「涙が出るほどありがたい。どんなことでもいいので情報が集まり、解決につながってほしい」と訴えている。

 チラシはA4判の両面印刷。「サッカーの大好きな少年でした」との見出しで、孝徳君の写真も掲載した。読売新聞販売店(YC)も協力し、近く、熊谷市などで配られる新聞に無償で折り込むほか、代里子さんらも戸別配布するという。

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